KAKAMU

ローマで教会巡り

そもそも

ローマ滞在記2022のスピンオフ。

ローマ市内の教会を巡ってみた(バチカンは除く)。

サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会

17世紀に建てられたバロック様式の教会。ポポロ広場にあるいわゆる双子教会のうちの一つ。 miracoli1

Trinità dei Monti

16世紀にフランス国王ルイ12世の下で建てられたバロック様式の教会。現在もフランス政府が所有している。スペイン広場の階段の上にあり、教会前からは市内を一望できる。 trinita_dei_monti1 trinita_dei_monti2

サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ聖堂

5世紀に遡る歴史をもち、15世紀以降に再建された聖堂。聖ペテロが聖地エルサレムの牢獄で繋がれていた鎖(ヴィンコリ)と、ローマのマメルティーノ牢獄で繋がれていた鎖が奇跡によって1本になったという伝説の鎖が聖遺物として祀られている。 vincoli1 vincoli2

教皇ユリウス2世の墓。教皇ユリウス2世が生前にミケランジェロに依頼したが、多忙によりミケランジェロの手によって完成したのは中央のモーセ像を含む一部のみだったという(残りは弟子たち作)。 vincoli3

聖イグナチオ・デ・ロヨラ教会

イエズス会創設者の一人で初代総長のイグナチオ・デ・ロヨラ(スペインバスク地方出身)に捧げられ17世紀に建てられたバロック様式の教会。 ignacio1

アンドレア・ポッツォが遠近法を駆使して描いたトリックアートのような天井画(クアドラトゥーラ)。どこからどこまでが絵なのか分からない。 ignacio2

黒いドーム部分も実は平面。 ignacio3

アラコエリのサンタ・マリア聖堂

6世紀に遡る歴史をもち、13-14世紀に再建された聖堂。カンピドリオの丘の上にある。 ara_coeli1 ara_coeli2

サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂

4世紀に遡る歴史をもち、18世紀に再建された聖堂。カストレンセ円形闘技場が隣接している。 gerusalemme1

サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂

コンスタンティヌス帝時代からアヴィニョン捕囚まで約1000年間教皇が本拠にしていた聖堂。教皇がバチカンおよびサン・ピエトロ大聖堂(サン・ピエトロ大聖堂に行ってきた)に移った後もローマの司教座としての地位を維持し続けている。16-18世紀に現在のような姿に再建された。ローマの4大バシリカの一つで、世界遺産に登録されている。 laterano1 laterano2 laterano3

サンタ・マリア・イン・コスメディン聖堂

6世紀に遡る歴史をもつロマネスク様式の聖堂。フォロ・ボアリオ(ローマ滞在記2022)の目の前にある。 cosmedin1

『ローマの休日』で有名な「真実の口」はこの教会に置いてある。心なしか疲れた顔をしているように見える。 cosmedin2

サン・バルトロメオ・アリソーラ聖堂

10-11世紀に創建された聖堂。テヴェレ川の中洲ティベリナ島の、元々アスクレペイオン(医学の神アスクレピオスを祀った神殿)があった場所に建てられた。 allIsola1

サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ聖堂

16-17世紀に建てられたバロック様式の聖堂。彩り鮮やかな装飾が全体に施されている内部は圧巻。 valle1 valle2

サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂

4世紀に遡る歴史をもち、11世紀に再建された聖堂。テヴェレ川西岸のトラステヴェレ地区にある。 trastevere1 trastevere2

サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂

4世紀にコンスタンティヌス帝によって聖パウロの埋葬地に創建された聖堂。城壁から南へ2km離れた場所にあるのが「フオーリ・レ・ムーラ(城壁の外)」という名の由来。1823年に火災で全壊し後に再建された。ローマの4大バシリカの一つで、世界遺産に登録されている。

デカすぎて入口を見つけるのに10分かかった。 fuori_le_mura1 fuori_le_mura2

美しい柱廊。 fuori_le_mura3

ちょっと南国風の中庭。 fuori_le_mura4

列柱が4列立ち並ぶ壮観な内部。 fuori_le_mura5 fuori_le_mura10

身廊と主祭壇。 fuori_le_mura6

主祭壇から見た身廊。 fuori_le_mura7

巨大なアプスに巨大なモザイク画。 fuori_le_mura8

個人的にローマで最も感動した教会かもしれない。

サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂

5世紀に遡る歴史をもつ、聖母マリアに捧げられた教会としては世界最強の地位を誇る聖堂。アヴィニョン捕囚から戻ってきたローマ教皇がバチカンに移るまでの間一時的に本拠とした。ローマの4大バシリカの一つで、世界遺産に登録されている。 maggiore1 maggiore2 maggiore3 maggiore4

サンタ・プラッセーデ聖堂

9世紀に建てられた聖堂。サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂のすぐ近くにある。

ひっそりこぢんまりとしていて気づきにくい入口。 prassede1

内部身廊。当時から残る貴重なビザンティン様式のモザイク画。 prassede2

後ろの壁に描かれている絵もなかなかユニーク。 prassede3

サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会

17世紀に建てられたバロック様式の教会。

16世紀に建設された「フェリクス水道の泉」が教会の目の前にある。中央に位置するのはモーセ像。 vittoria1

重厚感あるファサード。 vittoria2

これでもかと豪華な装飾が施されている内部。 vittoria3

ベルニーニの傑作『聖テレジアの法悦』 vittoria4

天使何体おんねん。 vittoria5

Santa Maria della Concezione dei Cappuccini

17世紀に建てられた教会。大量の人骨で装飾された礼拝堂がある地下納骨堂が有名。撮影禁止だったので写真はないが、ミラノで教会巡りで書いたサン・ベルナルディーノ・アッレ・オッサ教会に匹敵する人骨具合だった。 concezione1

一応教会の方も入ってみた。床の石碑の文字が薄くなっているので文字を踏まないように歩いてくれと言われた。 concezione2

サンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂

古代ローマ時代のディオクレティアヌス浴場の遺跡(ローマで浴場跡を巡ってみた)を利用して、16世紀にミケランジェロの設計で建てられた聖堂。何でもかんでも教会にすな。 martiri1

参考書籍

チェーザレ 破壊の創造者

テルマエ・ロマエ

プリニウス

甘くて、苦くて、深い 素顔のローマへ

教養としての「ローマ史」の読み方

はじめて読む人のローマ史1200年

西洋美術史入門

世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

ルネサンスとは何であったのか―塩野七生ルネサンス著作集1―

ルネサンス 歴史と芸術の物語

イラストで読む ルネサンスの巨匠たち

ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論

「イタリア」誕生の物語

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