バンコク滞在記2022
そもそも
2022年10月にバンコクに滞在した時の様子。
バンコクはチャオプラヤ川下流に位置するタイの首都。人口は約560万人。1782年にアユタヤ朝そしてトンブリー朝で軍人として仕えたラーマ1世(チャクリ)がバンコクを首都としてラタナコーシン朝を創始して以来、バンコクはタイの政治・経済・文化の中心都市として発展を続けてきた。バンコクおよびタイには、雨季(6-10月頃)・乾季(11-2月頃)・の乾季の暑季(3-5月頃)の三つの季節がある。今回訪れた時期は雨季だったため生憎毎日のように雨が降っていた。
スピンオフ
バンコクに到着
クアラルンプールから飛行機に乗ってドンムアン空港に到着。時刻は15時頃。
空港からバスに乗って市街地へ。さっそく大雨が降ってきた。
市街地
市街地中心に到着。
渋滞がやばすぎた。朝から深夜までずっと渋滞してた。
バンコクの通りは大体こんな感じの雰囲気。屋台もあちこちで見かける。
日本人が多く居住するプロンポン周辺。日本食を扱うスーパーやレストランもたくさんあって、日本で生活するのとほぼ変わらない環境が揃っている。
カオサンロード
バックパッカーの聖地として知られる外国人旅行者が多く集まるエリア。
チャイナタウン
ヤラワート通り沿いに広がるチャイナタウン。
屋台が無数に立ち並びかなり活気に溢れている。
ワット・トライミット
チャイナタウンの終端にある寺院ワット・トライミット。1950年代に発見されたスコータイ朝時代の黄金仏像で知られる。
ワット・ラーチャボピット
1869年にラタナコーシン朝第5代国王ラーマ5世(チュラロンコーン)によって建立された寺院。ラーマ5世(在位1868-1910)はタイの近代化に努め、イギリスとフランスの対立を利用して東南アジアで唯一欧米列強によって植民地化されることなく独立を維持した国王として現在も尊敬されている。
チャオプラヤ川
タクシン橋から眺めるチャオプラヤ川。
Chaloem Phra Kiat Forest Park
チャオプラヤ川川沿いの公園。さすがムエタイの国だけあってリングがあった。
アイコンサイアム
チャオプラヤ川の西岸に2018年にオープンした大型商業施設。日本の高島屋が併設されていた。
アイコンサイアム前の船乗り場から船に乗って南へ向かう。
チャオプラヤ川沿いには高級住宅らしき高層ビルが立ち並ぶ。
アジアティーク・ザ・リバーフロント
チャオプラヤ川の東岸に2012年にオープンした屋外商業施設。バンコクは大型商業施設だらけ。
また船に乗って市街地中心部へ戻る。
夜のチャオプラヤ川
エラワン祠
バンコク最大のショッピングモール街サイアム周辺にあるブラフマー神を祀るヒンドゥー教の祠。1950年代にグランド・ハイアット・エラワン・バンコクというホテルの建設中に事故が多発したためお祓いのために建設されたらしい。現在も願い事を叶えたい多くの人々がお参りに訪れる。2015年にバンコク爆弾テロ事件の現場となった。
BTS(高架鉄道)
バンコクのBTS(高架鉄道)は清潔感があって空調が効いていて本数も多くて非常に快適だった。
車両が転落防止ドアの位置にピッタリ停車できずに手こずっていることが何度かあった。
BTS駅で清掃員や窓口係員など従業員がたくさん働いていてアジアみを感じた(ヨーロッパとは大違いだった)。
MRT(地下鉄)
バンコクのMRT(地下鉄)はBTSと全く同じく非常に快適だった。
地下鉄のホームで待っているのが自分一人だけだった時に、停車した車両が扉を一度も開けることなく発車して行ってしまったことがあった。
クアラルンプールと同じく地下鉄駅にドリアン持ち込み禁止の注意書きがしてあった。
トゥクトゥク
三輪自動車タクシーのトゥクトゥクは、風と空気を感じられて楽しかったが、乗る前に毎回値下げ交渉するのが面倒だった。最初は日本のタクシー料金ぐらい平気で吹っかけてくるので、最初に言われた料金の3分の1ぐらいまで値下げ交渉しても結局乗せてくれることが多かった。
冠水
豪雨が降った後はすぐに道路が冠水するのは不便だったが、豪雨がおさまると冠水が1時間ほどですぐ引いたのは意外だった。
クアラルンプールでも思ったが、多雨地域は水系の自然災害が多くて現代都市を建設するのにあまり向いてなさそう。
その他
セブンイレブンとファミリーマートがたくさんあった。セブンイレブンはタイの大手財閥CPグループ傘下で、ファミリーマートは日本のファミリーマートとタイの大手小売企業の合弁会社だったが、2020年に日本のファミリーマートが全株式を譲渡し、ライセンス事業化された。
タイでは2022年6月に大麻が解禁されたらしく、街中で大麻マークを掲げた店をたくさん見かけた。店に入っていく客の多くは欧米系だった。
タイで働いている人を見ていると、ちゃんとした礼節やおもてなし精神を持ちながらも、随時おしゃべりしながらいい意味でだらだら仕事してて、社会に適度な寛容さがあるという印象を受けた。
欧米列強に植民地化されなかった歴史からか、タイならではのユニークな文化が随所に見られて非常に興味深かった。
なかなかイカついタトゥーを入れてる若い女性をたくさん見かけた。調べると、タイには伝統的にサックヤンと呼ばれる宗教的な意味をもつタトゥーを彫る文化があるらしく、その影響もあるのかもしれない。
タイ人と思われてタイ語で話しかけられたことが何度もあった。