プラハ城に行ってきた
そもそも
プラハ滞在記2022のスピンオフ。
プラハ城は9世紀に創建された1000年以上の歴史を誇る王の居城で、敷地内に宮殿や教会や美術館などを擁する複合地区。世界一広い古城としてギネスブックに登録されている。
フラチャニ広場
麓の城下町マラー・ストラナから長い坂道を登るとプラハ城正面のフラチャニ広場に到着する。
プラハ城は高台にあるので市内を見下ろすことができる。
プラハ城正面の門(出口)。
旧王宮
12世紀から14世紀にかけて建設された主にハプスブルク家以前のボヘミア王の居城。度重なる増改築によって様々な様式が混在している。
1618年にボヘミア王フェルディナントによるプロテスタント弾圧に反発した民衆がプラハ城に押しかけて役人を窓から投げ出した、三十年戦争の発端となる重大事件があった窓。
自分が見学した時は大広間ヴラディスラフホールだけ撮影禁止だったので、Wikipediaの写真(By DXR - Own work, CC BY-SA 4.0)を拝借。
特徴的な天井のヴォールト。
新王宮
16世紀から18世紀にかけてハプスブルク家の下で建設された宮殿で、現在は大統領官邸が置かれている。
聖ヴィート大聖堂
ゴシック様式を代表する建築物で、チェコ最大かつ最重要の大聖堂。
10世紀にボヘミア公ヴァーツラフ1世(聖ヴァーツラフ)が初期ロマネスク様式のロトンダを建設したのが始まり。14世紀にカレル1世(カール4世)が現在のゴシック様式の大聖堂の建設を始めた。その後は資金不足や戦争などによって建設が遅れに遅れ、最終的に聖ヴァーツラフの没後1000年にあたる1929年に完成した(建設開始から約600年)。
天井高すぎ。かっこよすぎ。
主祭壇。
バラ窓。
パイプオルガン。
美しすぎるステンドグラス。
聖ヴァーツラフ礼拝堂。この空間だけ雰囲気がちょっと異なる。
東側から見た外観。
大聖堂の南塔に登ることができた。美しい2つの塔と屋根が目の前に。
市内もがっつり一望できる。
500年以上かかっているだけのことはあった。
聖イジー聖堂
プラハ城内最古の歴史を誇る、ロマネスク様式の聖堂。10世紀初頭にボヘミア公ヴラティスラフ1世が建設したのが始まり。
バロック様式のファサードは17世紀後半に追加された。内部とのギャップがすごい。
木造の平天井が特徴的な身廊。素朴で落ち着いた雰囲気があり、個人的に最も気に入った教会の一つ。
黄金の小径
16世紀にルドルフ2世治世下に建てられた、カラフルな家屋が立ち並ぶ路地。
家屋内には当時の暮らしが再現されていたり、
中世の武器が展示されていたりする。
ロブコヴィツ宮殿(コレクション)
チェコの貴族ロブコヴィッツ家が所有するプラハ城内唯一の個人所有の建物で、中は美術館になっている。
ディエゴ・ベラスケス『マルガリータ王女』
ピーテル・ブリューゲル『干し草の収穫』
カナレット『セント・ポール大聖堂とテムズ川』
バルコニーからマラー・ストラナ地区を見下ろすことができる。
プラハ城下公園
プラハ城の麓にある公園というか庭園。マラー・ストラナ地区のオレンジ屋根を間近で楽しむことができる。観光客が少ない穴場。