アイラ島滞在記2022(3日目)
そもそも
2022年6月にアイラ島に滞在した時の様子。3日目。
日曜日はバスがない!?
今日はラフロイグ蒸溜所を見学しようと思い、前日にちょっとグレードの高い(樽からハンドフィルでボトリングできる)見学ツアーを予約していた。念の為早めにホテルを出てバスを待っていたが待てどもバスが来ない。そこで近くの地元の人に尋ねると日曜日はバスが運行していないとのこと。知らなかった。
とりあえずホテルに戻りスタッフに相談すると、タクシーを呼ぶしかないというので、島のタクシー事業者一覧表と固定電話を貸してもらい上から順番に電話をかけていった。日曜日の朝早い時間ということもあり誰も電話に出ない、または出ても断られる。6人目にしてやっと"Carol's Cabs"というタクシーを捕まえることができた。ふう焦った。
10分ほどでタクシーが到着し、20分ほどでラフロイグ蒸溜所に無事到着することができた。帰りもバスがないことが確定していたのでその場でポートエレンからの帰りのタクシーも予約しておいた。
ラフロイグ蒸溜所
目の前に海が広がる。
景色良すぎやろ。
"LAPHLOAIG"この9文字も見たかった。"A"があるのを忘れがち。
入口のギフトショップに並ぶLaphroaigのボトル。
さっそく見学ツアー開始。まずは古典的なフロアモルティングの様子。ラフロイグに使用するモルトの15%を実際にこの場所で製造しているそう(85%はポートエレンのものを使用)。
精麦したモルトをこの穴から階下に落としさらにその階下の乾燥室まで落とす。
乾燥室に落ちてきたモルトを広げ、階下でピートを焚いて乾燥させる。
角切りにされた燃料のピート。ピートの切り出しは重労働らしい。
この炉でピートを燃やす。
奥に見えるのがマッシュタン(糖化槽)で、手前に見えるのがウォッシュバック(発酵槽)。
発酵液(もろみ)を味見させてもらう。酸味の強い美味しくないビールという感じ。
6基のポットスチル。
見学ツアーが終わると一般の見学ツアー客は入れない貯蔵庫へ。
特徴が異なるウイスキー樽が3つ用意されていて、それぞれのテイスティングをする。
その中で気に入った樽を1つ選び、その樽の原酒を自らハンドフィルして持って帰ることができた。
私は樽番号126番の18年ものをボトリング。
樽から直接ハンドフィルするというなんとも貴重な体験を得ることができた。
ボウモア散策
その後は徒歩でポートエレンに戻り、予約しておいたタクシーでボウモアまで送ってもらった。
しばらくホテルで休憩してからボウモアの街を散策してみた。
絵になる民家ばかり。
贅沢に海を堪能できるベンチ。
一日の締めはやっぱりサンセット。2匹の水鳥が水面に伸びる夕日を横切っていく。
今日一日お世話になったタクシーの運転手が、3日間全く雨が降らないのはとてもラッキーだと言っていた。
参考書籍
Whisky Galore Vol.22 2020年10月号