ミュンヘンで教会巡り
そもそも
ミュンヘン滞在記2022のスピンオフ。
ミュンヘンで教会を巡ってみた。ミュンヘンは色々な時代の色々な様式の個性的な教会が点在しており、なかなか見応えがあった。
聖ミヒャエル教会
バイエルン公ヴィルヘルム5世が対抗宗教改革の一環として建てた教会。1597年完成。第二次世界大戦で深刻な被害を受け戦後に修復された。連日賑わうショッピング街ノイハウザー通りにある。
ルネサンス様式の内部。
パイプオルガン。
聖母大聖堂
高さ100m弱の2つの塔がそびえ立つ聖母大聖堂。ミュンヘン市内ではこの塔より高い高層建築が禁止されている。現在の建物は15世紀末に完成した。ノイハウザー通りから北に一本入ったところにある。
「悪魔の足跡」と呼ばれる身廊入口付近にある足跡から見ると、側壁の窓またはステンドグラスが一切見えない構造になっている。
ヴィッテルスバッハ家出身(1人目)の神聖ローマ皇帝ルートヴィヒ4世の墓碑。
聖霊教会
マリエン広場の近くにあるカワイイ系教会。
18世紀にフレスコ画と漆喰装飾の名手だったアザム兄弟が手がけた内部装飾。
聖ペーター教会
マリエン広場の近くにある、ミュンヘンで最も古い歴史をもつとされる教会。建物自体は第二次世界大戦で被害を受け後に再建された。
明るい雰囲気の内部。
約300段の階段を登ると見える塔からの眺望。
新市庁舎と聖母大聖堂の大きさが目立つ。
テアティナー教会
オデオン広場にある、17世紀に建てられた黄色い外観が特徴的なテアティナー教会。
イタリア風バロック様式の全体像と、フランソワ・ド・キュヴィエが設計したロココ様式のファサード。
内部は白一色で、やっぱりイタリアンな雰囲気。主祭壇はいかにもバロックバロックしている。
聖ルートヴィヒ教会
大学や政府系機関が連なる大通り、ルートヴィヒ通り。
この通りを電動キックボードで走っていた時にたまたま発見した聖ルートヴィヒ教会。フリードリッヒ・フォン・ゲルトナー設計。
ペーター・フォン・コルネリウスの『最後の審判』。サン・ピエトロ大聖堂にあるミケランジェロの『最後の審判』に次いで世界で2番目に大きいフレスコ画らしい。神々しいオーラ満載。
日当たり良好な物件となっております。
三位一体教会
18世紀初頭に建てられたバロック様式の教会。第二次世界大戦中ミュンヘン中心部で爆撃を免れた唯一の教会だという。
中には入れなかった。ドームに豪華なフレスコ画が描かれている。
アザム教会
ショッピング街のゼントリンガー通りでひときわ存在感を放つアザム教会。バロック後期に活躍した建築家・芸術家のアザム兄弟が建てたプライベート教会。
他のどの教会とも全く異なる圧倒的に複雑な装飾。これは衝撃的だった。プライベート教会ということで存分に自由に能力を発揮したのだろう。
死神も。