ロンドンのタワーとブリッジがややこしい
そもそも
ロンドン滞在記2022のスピンオフ。
ロンドンには見た目と名前と人々のイメージが一致していないタワーやブリッジが複数あり、ややこしいので整理してみた。
タワー・ブリッジ
見た目がいかにもロンドンっぽいブリッジなので、これが「ロンドン・ブリッジ」だと誤解しがちだが、名前に「ロンドン」すら入っていない。
タワー・オブ・ロンドン
タワー・ブリッジの北側に位置する中世の宮殿および要塞および監獄で、歴史的に重要度が高く世界遺産にも登録されている。目の前にあって名前も若干被っているタワー・ブリッジ(約65m)の半分以下の高さ(約27.4m)しかなくあまり目立たないからか、歴史と名前の割に知名度が低いような気がする。タワー・オブ・ロンドンという名前の割にタワー感があまりない。
王にまつわる品物が数多く展示されている。馬に甲冑(諺みたい)。
壮観な壁一面のプレートアーマー。
武器庫。『ONE PIECE』に出てきそうな武器だらけ。
ロンドン・ブリッジ
童謡『ロンドン橋落ちた』で(名前だけは)世界的に有名なロンドン・ブリッジ。1973年に開通した現在のロンドン・ブリッジは見た目がとんでもなく地味でメディアでもほぼ目にすることがないので、よもやこれがあの有名なロンドン・ブリッジだとは誰も思わない。観光客全員素通り。 (By Jordiferrer - Own work, CC BY-SA 4.0)
ウェストミンスター・ブリッジ
最もロンドンっぽいウェストミンスター宮殿またはビッグベンの目の前にあるからか、これもロンドン・ブリッジだと誤解しがち。 (By Martin Dunst - Own work, CC BY-SA 4.0)
ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)
おそらく最もよくメディアで目にするウェストミンスター宮殿とビッグベン。ビッグベンの「ロンドンを代表する塔」感が半端ないのでタワー・オブ・ロンドンと誤解しがち。ウェストミンスター宮殿は、ウェストミンスター寺院とあわせて世界遺産に登録されている。
参考書籍
物語 イギリスの歴史(上)古代ブリテン島からエリザベス1世まで
物語 イギリスの歴史(下)清教徒・名誉革命からエリザベス2世まで