語彙をどう学ぶか

未知の単語を学習する際に最も重要なことは、なるべく文字経由ではなく音声経由で単語を学習することです。これは、最初慣れないうちは少し難しいのですが、これをやるかやらないかで学習効果に大きな差が生じます。

文字を見ながら聞いたり話したりすると、自分の中では聞く回路と話す回路を使っているように感じていても、実際は視覚情報をもとにして理解しているだけだったり、文字を発音しているだけだったりして、実は別の回路を使ってしまっています。そうするといつまでたっても聞く回路や話す回路を強化することができません。

特に日本で言語教育を受けてきた学習者は文字情報をもとに学習する癖がついているので、注意する必要があります。

また、文字を見ないことと同様に重要なことは、日本語訳を覚えようとしないことです。習得すべきは日本語訳ではなく、その言語のその単語が意味する概念のイメージです。実際、同時通訳者などの頭の中は、このようになっていると言われています。つまり、聞く回路を鍛える場合は、音声データを聞いて、その概念イメージを思い浮かべてそれを理解するということです。

話す回路の場合も、日本語訳を聞いて(日本語の音声データがない場合は文字を見て)、それをまず概念イメージ化し、そのイメージ化したものを音声化するということです。これについては聞くや話すに関する記事でも同様の内容を述べています。これは言語学習で最も重要なコツといっても過言ではありません。これを意識するかしないかで、学習効果に大きな差が出ます。

vocabulary1


関連