文法をどう学ぶか

文法は、究極的には非言語的な感覚なので、完全に規則的かつ論理的に理解することはそもそも不可能です。 そのため持つべき意識としては、ことさら文法を覚えようとしないことです。

文法は、あくまでも意味理解をともなうインプットを行う過程で徐々に慣れていくことが理想なので、他の言語能力のトレーニングと並行して文法を調べて学習していくという方法をとることをおすすめします。 あくまでも、実際の言語使用が先にあり、理解できない言語使用に出会う度に文法を調べて学習していくことが有効です。 文法を調べる方法は、文法書でもネット検索でもなんでも構いません。

また、言語学習を始めて半年ぐらい経ったら、都度調べるのに加え、300ページぐらいの文法書を一般書籍と同じような読み物として読むこともおすすめです。 文法書を一般書籍と同じ要領で(覚えようとするのではなく「へぇー、そうなんだ」という姿勢で)読むことによって、都度調べてきたことで獲得した断片的な知識や経験を理論的に体系化することができます。 ところどころ既に知っている内容があるはずなので、全体像も見えやすくなっており、スムーズに読めるようになっています。

あくまでも一般書籍と同じ要領で読むことの意義も、覚えようとするストレスで挫折してしまわないようにすることにあります。 文法書を読む過程で腑に落ちない部分があるかもしれませんが、特に気にしなくても大丈夫です。 難解だと感じる部分は飛ばしてください。 そういえばこんな文法あったな、こんな文法もあるんだ、という気持ちで読んでいけば十分です。

他の回路のトレーニングで実際の言語使用に触れる過程で、文法的感覚は磨かれていきますし、理論的にも頭の中で徐々に体系化されてくるので心配ありません。 繰り返しますが、重要なのは、無理に覚えようとしないことです。


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