ナポリで教会巡り
そもそも
ナポリ滞在記2022のスピンオフ。
サン・フランチェスコ・ディ・パオラ聖堂
19世紀スペイン・ブルボン家統治時代にイタリア新古典様式で建設された聖堂。プレビシート広場のナポリ王宮の向かい側にある。
半円状に広がる列柱廊が美しい。実際に行ってみるとゴミだらけだった。
パンテオンにもろ影響された内部。結婚式か何かの準備中だった。
ジェズ・ヌオーヴォ教会
15世紀に建てられた宮殿を16世紀にイエズス会が買い取って以降改修を重ねた教会。
切石が一面に並ぶ、教会らしからぬ特徴的なファサード。 (By Vitold Muratov - Own work, CC BY-SA 4.0)
ファサードとのギャップが半端ない豪華絢爛な内部。
サンタ・キアラ教会
14世紀アンジュー家統治時代に建てられたゴシック様式の教会。18世紀にバロック様式で再建されたが、第二次世界大戦で焼失した後、ゴシック様式で再再建された。
マヨルカ焼きで彩られた柱が立ち並ぶクロイスターが有名。
敷地内には、古代ローマ時代の温泉施設の発掘現場も。
ナポリ大聖堂
13世紀アンジュー家統治時代に創建されたナポリの司教座聖堂。ナポリの守護聖人聖ヤヌアリウスに捧げられている。大聖堂には「血の奇跡」で知られる聖ヤヌアリウスの血液が入った小瓶が保管されており、その小瓶が毎年2回ある祝祭日に公開され、凝固していた血液が液状化する。この血液が祝祭日に液体化しなかった場合、ナポリに災いが起こるとされている。液状化は実際に起こるらしいが、聖遺物である小瓶の中身を分析するなんてことは許されないぞ。
サン・ロレンツォ・マッジョーレ聖堂
13世紀アンジュー家統治時代に創建された聖堂。様々な時代の建造物が一堂に会しており、見どころが多い。
ゴシック様式の内部身廊。
修道院の会議場だった場所。天井画や壁画は17世紀初頭に描かれた。
修道院の食堂だった場所。天井画は17世紀初頭に描かれた。
古代ギリシャ・ローマ時代の遺跡が混在する地下考古学エリア。ガイドさんによると基本的には、扉上部や天井が水平の場合はギリシャ時代の遺跡、アーチ状の場合はローマ時代の遺跡だという。