グラスゴー滞在記2022
そもそも
2022年5-6月にグラスゴーに滞在した時の様子。
グラスゴーはクライド川の水運を用いた貿易や造船によって栄えたスコットランド最大の人口を擁する都市。人口は60万人強。他のヨーロッパやイギリスの都市と比べて住民の平均寿命が異常に短いことで知られている(グラスゴー効果)。不名誉すぎる。
スピンオフ
街の様子
さすが水運が盛んな都市というだけあって、クライド川沿いはどこも割と綺麗に整備されていた(都市によっては当たり前ではない)。
南側の対岸に見えるのはグラスゴー科学センター(科学博物館)。
天気の影響もあるが、なんだか全体的にどんよりした暗い雰囲気が街中に漂っていて、あまり活気を感じない。
街一番の賑わいを誇るブキャナンストリート。
ネクロポリス
ネクロポリスは1832年に建設されたスコットランド初の共同墓地で、意外にも人気の観光地となっている(やっぱり暗い)。
この橋を渡った先は死者の街ネクロポリス。
ひときわ目立つこの石塔は、スコットランドの牧師で長老派教会の創立者で宗教改革の指導者でもあった英雄ジョン・ノックスの像(お墓はエディンバラのセント・ジャイルズ大聖堂にある)。
イングランド王エドワード1世のスコットランド支配に対して、スコットランド民衆の国民感情を高めて抵抗運動を行った英雄、ウィリアム・ウォレスのモニュメント。素朴だが風格を漂わせる。
グラスゴー大聖堂
荘厳なゴシック様式のグラスゴー大聖堂は、宗教改革の際にスコットランド全土の教会が破壊されるなか、破壊を免れて現存している数少ない教会の一つとのこと。
大聖堂への道すがら、聖地巡礼中のおばさま二人組と出会った。エディンバラの悪口を言っていた。
グラスゴーの創始者とされる守護聖人Saint Mungoのお墓。
ケルビングローヴ美術館・博物館
絵画はもちろん、甲冑やミイラの棺や動物標本まで、なんでも展示している無料の博物館。
パイプオルガンの生演奏に聴き入る人々。
サルバドール・ダリのChrist of Saint John of the Crossが有名。
騎士と武士の夢のコラボ。
ホステルで出会った人々
話始めると止まらないリヴァプール在住のアルジェリア人男性。
参考書籍
物語 イギリスの歴史(上)古代ブリテン島からエリザベス1世まで
物語 イギリスの歴史(下)清教徒・名誉革命からエリザベス2世まで